GAME研究者の皆様
来る11月10日に都田菊郎先生が気象庁を訪問される機会に、下記のように気象講
演会を予定していますのでお知らせします。
日時: 11月10日(水) 14時−16時
場所: 東京管区気象台会議室(気象庁8階)
題目及び要旨
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モンスーン・ENSOシステムの6つの指標について
都田菊郎
ジョージ・メーソン大学
アジアのモンスーンとENSOの関係、そして6つの指標について議論する。ENS
Oは準周期的な現象であり、地域全域にわたる大気・海洋の季節及び経年変動に関し
て、圧倒的に大きな影響を与えている。それと別に、アジアのモンスーンも準周期的
でE
NSOに次いで大きな効果を地球全域に与えている。この二つの現象は、世界で最高
の海洋温度を持つ西太平洋で接触し、お互いに影響しあっている。
このモンスーンとENSOの機構の及ぼすさまざまな効果を研究するために、6つの
指標と43年にわたる観測値とデータ同化方式による再解析(NCEP)を用いた。
この研究の焦点は、()ENSOはモンスーンにどういう影響を及ぼすか、()ウ
ォーカー循環とインド−ヒマラヤ地方の循環とはどのように関係しあっているか、()
対流圏2年周期(TBO)はどのように、これらの機構と関係しているか、()上昇/下
降流(300ミリバール)、850ミリバールの気温と200-500ミリバールの気圧差に関して、6つの指標か
ら見た43年にわたるモンスーンの「痕跡」(imprint)である。
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以上、周囲の興味をお持ちの方にもよろしく御周知下さい。
村上勝人
気象庁気候・海洋気象部気候情報課
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