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Date:  Wed, 29 Nov 2000 09:50:33 +0900
From:  "K.Ueno" <kueno@ses.usp.ac.jp>
Subject:  [game-jp:0246] CMAP vs GPCP
To:  game-jp@ihas.nagoya-u.ac.jp
Message-Id:  <200011290050.JAA15346@sesux1.ses.usp.ac.jp>
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GAME-JP 各位

 最近のBull.Amer.Meteor.Soc.に衛星降水量CMAP,GPCPの
比較に関するA.Gruberの報告があり、興味を引かれたので紹介します。

 今回は地点降水量+衛星データによる合成値(モデルは入っていない)
を比較しているようですが、高緯度陸域で補正降水量を使用しているGPCPと、
熱帯でatoll地点降水量を加味しているCMAPの差が、日降水量で
0.5mm程度出ているとの事です。

 両データセットにて、衛星データが分布を比較的良く再現している一方で、
絶対値のバイアスが地点観測(データ補正の有無と観測地点のもののの有無)
に依存している事を改めて認識しました。

〒522-8533 滋賀県立大学環境科学部
上野健一