皆様 平成１２年１２月２１日
北大・低温研
大畑哲夫
猛吹雪の中の札幌よりご案内です。
同じメールを複数受け取られる方はご容赦を。
低温科学研究所では今年度の研究集会の１つとして「雪氷圏と気候」を予定してお
ります。本研究集会の目的は、「気候システムにおける雪氷の実態とその役割」につ
いて、その研究の現状、将来展望を探ることにあります。
地球上には氷床、氷河、積雪、凍土、海氷など各種の雪氷が存在し、大気・陸域・
海洋、場合によっては植生と相互作用を起こしながら気候システムの中での水・エネ
ルギー・物質循環とリンクしながら重要な役割を果たしています。これらがどう変化
しているか、地球温暖化でどのように変化するか、大気・その他の自然系とどのよう
な相互作用を起こしているか、雪氷を記載したモデルは揃っているか、どのようなモ
デルの開発が必要か、どのような研究が緊急性を要するか、などについて議論を交わ
すことを予定しています。この研究集会を、WCRPの新計画CliC(Climate and
Cryosphere) を日本においてどのような方向で展開し、どのような体制で実施すれ
ばよいかを考える最初の機会にしたいと考えています。将来的には、諸研究をプログ
ラムないしプロジェクト化することを少なくとも個人的には思っております。
雪氷圏は海にもありますが、今回は陸域雪氷を中心とした研究にすることを考えて
います。関連するものはどのような内容、どのようなアプローチの研究でも結構です
ので、多くの方々に話題提供していただき議論したいと思います。レビュー研究、既
に成果のある研究、企画している研究、各種提案等についての発表も歓迎します。
現在、考えているテーマは以下の通りです。
（１）氷床域と気候
（２）氷河域と気候
（３）積雪・凍土域と気候
（４）広域積雪変動と気候
（５）大気・陸域（雪氷）相互作用
（６）衛星と計測手法
（７）気候に関わる雪氷の物理的性質
（８）雪氷圏のモデル
なお、実施期日、場所、旅費は以下の通りです。
日時：平成１３年２月２２日（木）１３：００−２３日（金）１７：００
場所：北海道大学・低温科学研究所・講堂（予定）
講演時間：１件２０分程度を考えていますが、講演数により変動。
旅費：共同研究経費を確保しています。講演申し込みをいただいた方に対し優先的に
支給いたします。
話題提供申し込み方法：
下記の内容を低温研の第２研究協力室（n2ken@orange.lowtem.hokudai.ac.jp) あ
てお送り下さい。参加のみの方は話題提供題目を空欄にしておいて下さい。
名前：
所属：
住所：
電話・FAX：
Email：
話題提供題目：
旅費（いずれかを消去）： 要 不要
連絡事項（あれば）：
（なお、日程が不都合な方については、代理発表・文書参加も歓迎します。）
締め切り：
平成１３年１月２０日（土）
問い合わせ先：
北海道大学・低温科学研究所
大畑哲夫（ohata@pop.lowtem.hokudai.ac.jp, 電011-706-5488)
児玉裕二（kod@pop.lowtem.hokudai.ac.jp, 電011-706-5509)
第２研究協力室（石窪、佐伯、太田）(電011-706-7443)
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大畑 哲夫
北海道大学低温科学研究所 寒冷陸域科学部門
〒060-0819 札幌市北区北19条西8丁目
Tel/fax: 011-706-5488
E-mail :ohata@pop.lowtem.hokudai.ac.jp
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