YMnet,HydroML,GAME-JPの皆様:
重複して受け取られる方は、ご容赦下さい。
筑波大学陸域環境研究センターの浅沼です。
水文水資源学会の研究グループである広域乱流研究会では、
「Large Eddy Simulationの大気乱流への応用」
と題した研究会を、本年度の水文水資源学会の大会前日に企画しております。ふるってご参加下さい。
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「Large Eddy Simulation(LES)の大気乱流への応用」
日時: 7月31日 16:00 ー
(水文水資源学会 研究発表会前日)
場所: 山梨大学工学部A2号館2階会議室
主催: 水文水資源学会広域乱流研究会
プログラム:
16:00− 「ミニ講座:LESの基礎」
玉川一郎 氏(広域乱流研究会、岐阜大学)
16:40− 講演 (I)
渡辺力 氏 (独立行政法人森林総合研究所気象研究室)
「キャノピー乱流へのLESの適用」
17:40− 講演 (II)
中西幹郎 氏(防衛大学校地球海洋学科)
「大気現象へのLESの利用と応用」
質疑・討論
19:00 終了
詳細: 会場への地図等は、
http://civil.cec.yamanashi.ac.jp/~hydro/jhwr2001/jshwr2001_kenkyu.html
また、山梨大学への交通・地図は、
http://civil.cec.yamanashi.ac.jp/~hydro/jhwr2001/jshwr2001_hotel.html
をそれぞれ、ご参照下さい。
また、水文水資源学会研究発表会の案内は、
http://civil.cec.yamanashi.ac.jp/~hydro/jhwr2001/
をご参照下さい。
講演要旨は以下の通りです。
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<講演要旨>
「キャノピー乱流へのLESの適用」
渡辺 力 氏(森林総合研究所気象研究室)
要旨:
キャノピー乱流においては,キャノピーの高さと同程度の空間スケ
ールをもつ大規模渦が卓越し,キャノピー層−大気間の鉛直輸送を
活発化している。しかし,このことによって,down-gradientモデ
ルの破綻など輸送過程のモデル化に困難が生じ,また,キャノピー
上でのフラックス−プロファイル関係が接地層の相似則と異なるた
め従来のプロファイル法が適用できないなど観測上の問題が生じて
いる。講演者は,これらの問題点の解明に向けてLESによるキャノ
ピー乱流の解析を試みており,その初期的な結果を紹介する。
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「大気現象へのLESの利用と応用」
中西幹郎 氏(防衛大学校地球海洋学科)
LESを用いて霧の3次元構造を調べた。霧の成長とともに成層の不
安定度が増し,霧層内には様々な対流構造が現れた。LESで得られる
データは,時空間的に詳細な観測結果とみなすことができる。LESの
応用の1つとして,それによって作成されたデータベースを基に,予
報モデルでよく利用されるMellor-Yamadaモデルの再構築を行った。
そのパフォーマンスの良さは,関東平野に発生した放射霧の予報で確
かめられた。
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Jun Asanuma
Terestrial Environment Research Center
Tsukuba University
1-1-1 Tennoodai, Tsukuba, Ibaraki, JAPAN 305-8577
mail:asanuma@erc2.suiri.tsukuba.ac.jp
voice: 0298-53-6704 fax: 0298-53-2530
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