各位(重複して受け取られる方はご容赦下さい)
5月にご案内いたしましたが,2002年8月22日(木)に開催いたします大槌
でのシンポジウムの案内を再送いたします。申込期限が迫っていますが,話題提供し
て頂けそうな方で未だ申し込まれていない方は,振るってお申し込みください。
コンビナー:
岡山大学教育学部理科教室 加藤内藏進(2002.6.12)
----------------(案内書などの再送)----------------
平成14年5月10日
各位
研究代表者 岡山大学教育学部理科教室 加藤内藏進
大槌シンポジウム 「モンスーンと東アジア(季節サイクルとその変動)」のご案
内
東アジアでは,地球規模のモンスーンの季節進行に伴って,「六季」(春夏秋冬に
「梅雨」,「秋霖」を加えた季節)の季節サイクルが,かなり急激で段階的に現れま
す。梅雨・秋雨・台風などの暖候期における多量の降水,日本列島の冬の豪雪もその
現れです。しかし,東アジアでの降水や天候の年々変動も大きく,異常気象としてし
ばしば社会的にも問題になります。例えば,1980年代後半から冬の北陸地方の積雪の
減少が顕著です。一方1990年代の夏には,これまでより平均気温の高い年が現れやす
くなると同時に,梅雨前線が北上しきれない年も目立ちました。これらは地球温暖化
に伴う応答なのか,更に温暖化が進むと梅雨や日本海側の雪などはどう変化するのか
,等,社会の関心も高まっています。
近年は,日本付近の豪雨・豪雪のメカニズム,日本の夏や冬の天候変動とモンスー
ン・海洋変動,梅雨水循環とモンスーン,大気陸面・大気海洋相互作用過程の役割,
アジアモンスーンの基本的な季節変化過程,などを見直す様々な新しい研究がなされ
るようになりました。そこでこのシンポジウムでは,現地観測,データ解析,数値モ
デルなどによる基づくこれらの研究成果を享受し合いながら,モンスーンの影響下に
ある東アジアの異常気象・気候変化の実態やプロセスの理解と予測のための見識を体
系化し,今後の更なる研究のための問題を提起する場にしたいと思います。
その総括の際,単に個々の季節のみでなく,「東アジアの六季のサイクルが,地球
規模でのモンスーンや海洋の変動によってどのように変形され,それが日々の総観規
模〜メソスケールの現象の起こり方にどう関わってくるのか?」という視点も併せて
意識したいと思います。そのことにより,「モンスーンと東アジアの季節変化過程」
や「梅雨とモンスーン」などの「古くて新しい問題」を斬新な視点で見直し,モンス
ーンアジアの気候システムに関する理解を更に深める契機ともなると思います。ふる
ってご参加下さい。
なお,このシンポジウムの前日8月21日(水)には,「北太平洋西部亜寒帯循環系
の変動と大気場との関係」のテーマで海洋学関連のシンポジウム(研究代表者:北海
道大学水産科学研究科 三宅秀男)が開かれますので併せてご案内申し上げます。
日時:平成14年8月22日(木)9時〜17時
場所:東京大学海洋研究所大槌臨海研究センター会議室
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大槌シンポジウム案内(共通)(平成14年8月21日〜22日)
日時:平成14年8月21日(水):
「北太平洋西部亜寒帯循環系の変動と大気場との関係」
平成14年8月22日(木):
「モンスーンと東アジア(季節サイクルとその変動)」
場所:東京大学海洋研究所 大槌臨海研究センター
岩手県上閉伊郡大槌町赤浜2-106-1
JR山田線大槌駅より役3Km
懇親会:出席者の親交を深め,情報交換や討論の場とするため,両シンポジウム合同
で8月21日(水)夜の懇親会を予定しています。
宿泊:センター宿泊施設は,夏休み期間中大学院生など多く宿泊しております。なる
べく下記の民宿などをご利用くださるようお願いいたします。
1) 民宿あかぶ(電話0193-42-6877)センターから徒歩3分
2) 六大工(電話0193-42-4036)センターから徒歩20分
3) ビジネスホテル梅津(電話0193-42-2363)大槌駅前、
バス15分バス停から徒歩10分
各企画内容に関する照会先:
●「北太平洋西部亜寒帯循環系の変動と大気場との関係」 (8月21日)
北海道大学水産科学研究科 三宅秀男
〒041-8611 函館市港町3-1-1
電話&Fax:0134-40-8874
電子メール:miyake@fish.hokudai.ac.jp
●「モンスーンと東アジア(季節サイクルとその変動)」(8月22日)
岡山大学教育学部理科教室 加藤内藏進
〒700-8530 岡山市津島中3-1-1
電話:086-251-7735(直),FAX:086-251-7755
電子メール:kuranos@okayama-u.ac.jp
参加・講演申し込み方法:
参加を希望される方は,大槌シンポジウム参加共通申込書(両シンポジウム共通に
なっています)に記入の上,下記の送付先までお送りください。講演を希望される方
は,該当するシンポジウムの講演申込書をあわせてお送りください。研究発表希望の
方は申込書(A),(B)とも,聴講のみの方は(B)のみご送付下さい。電子メー
ルを利用する場合は,申込書に倣って必要事項を書いてお送りください。
送付先(両シンポジウムとも):
北海道大学水産科学研究科 三宅秀男
〒041-8611 函館市港町3-1-1
電話&Fax:0134-40-8874
電子メール:miyake@fish.hokudai.ac.jp
申し込み期限:平成14年6月15日(土)
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(A)大槌シンポジウム 講演申込書
「北太平洋西部亜寒帯循環系の変動と大気場との関係」
「モンスーンと東アジア(季節サイクルとその変動)」
※枚数が足りない場合はお手数ですがコピーしてお使いください。
※講演1件につき,1枚ご提出下さい。
(1)講演するシンポジウム(どちらかに○を付けて下さい)
(a)北太平洋北西部とその縁辺海の水塊変動と循環
(b)モンスーンと東アジア(季節サイクルとその変動)
(2)講演題目
(3)発表者名と所属(ふりがなを付けてください。連名の場合は当日の講演者に*印を
付けてください。
(4)講演概要
(5)その他連絡事項
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(B)大槌シンポジウム参加申込書(共通)
※枚数が足りない場合はお手数ですがコピーしてお使いください。
※参加者1人につき1枚,ご提出下さい。
(1)参加者氏名(ふりがな):
(2)参加するシンポジウム(○を付けてください。双方参加する場合,双方とも○をつ
ける)
「亜寒帯循環系の変動と大気場」 「モンスーンと東アジア」
(3)性別 男 女
(4)年齢 歳
(5)所属機関 :
(6)職名(または学年) :
(7)連絡先(所在地) :
(8)電話・FAX番号 :
(9)e-mailアドレス:
(10)大槌到着予定時間: 8月 日 時頃
(11)大槌滞在予定期間 : 日間( 泊 日)
(12)センター付属施設への宿泊希望(なるべく民宿などをご利用下さい) :
有 無
(13)旅費の希望(総額が限られており希望に添えない場合がございます) :
有 無
(14)合同懇親会(8月21日夜) : 参加 不参加
(15)講演の有無 : 有 無
(16)連絡事項
---------(以下,海洋のシンポの内容)------
平成14年5月10日
各位
研究代表者 北海道大学大学院水産科学研究科 三宅秀男
大槌シンポジウム「北太平洋西部亜寒帯循環系の変動と大気場との関係」のご案内
北太平洋の亜寒帯極西部は、西部亜寒帯循環系の減流域として表層の親潮から中層
水、深層水など様々な流れや水塊の発生源になっています。また、大陸の東端に位置
し気候変動や水産資源変動にも大きく係わっています。そのため古くから海況変動、
漁場環境、資源変動などの研究がたくさん行われてきました。今回は海洋の様々なス
ケールの変動がどのような原因に起因しているか、海洋独自の変動か大気側と連動し
たものか辺りに重点を置きます。
今年も様々な研究や観測結果の紹介などの場として、このシンポジウムを開催しま
す。たくさんの参加を歓迎いたします。なお、このシンポの翌日8月22日(木)には
,「モンスーンと東アジア(季節サイクルとその変動)」のテーマでシンポジウム(
研究代表者:岡山大学教育学部理科教室 加藤内蔵進)が開かれますので合わせてご
案内いたします。
日時:平成14年8月21日(水)9時〜17時
場所:東京大学海洋研究所大槌臨海研究センター会議室