沖 様
私が所属する広島大学の大学院も部局化となり、それに伴って地球循環環境科学という教育科
目(大講座の中の1研究教育単位)ができ、私は地球水循環環境科学を研究教育するということ
になっています。従って『─水循環力学から水循環環境科学へ─』の会合に興味があり、そこ
で沖さんや皆さんのご意見を伺いたい所ですが、あいにく7/26からモンゴルでAMSRとIHPの観測
のため出張しなければならず、出席できません。それでもし、何らかの形でその会合の内容が
形になるようでしたら、是非それを送ってもらえませんでしょうか。ご面倒でしょうが、どう
かよろしくお願いいたします。参考までに地球循環環境科学なる教育科目の主旨みたいなもの
を下記に付けさせてもらいます。
体に注意され、ますますのご活躍を祈念しております。
開發
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地球循環環境科学(Environmental Sciences of Water and Material Cycle)
:開發一郎,小野寺真一,早瀬光司
陸域-海域-大気の地球循環環境系における水・熱・物質循環を、人間との相互作用の側面を意
識しながら地球から地域スケールで地球環境観測や室内実験および数値実験を駆使して研究す
る。具体的には、日本と東アジアの水循環と水資源および都市化との関係、海洋における物質
循環の一つとしてのフミン物質等の有機物鉛直循環や人間社会と地球環境との間での資源と廃
棄物収支/環境パフォーマンス評価他、熱帯・温帯流域の酸性化や乾燥地域の土壌侵食/土砂流
出および水域への栄養塩と重金属供給過程の流域スケールでの物質移動などの環境科学的研究
を実施する。
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>7月29日(月)、30日(火)に開催される第1回沼口敦さん記念シンポジウム
>『─水循環力学から水循環環境科学へ─』のプログラム案を送付いたし
>ます。異分野交流で、これからの「水循環環境科学」の創成を考えよう、
>という趣旨です。どうぞ皆様ご参集ください。有意義な議論、討論がで
>きることを心から期待しています。また、翌日31日はキャンパスは違い
>ますが同じく東京でGAME2の会合もあります。
>
>日時: 2002年7月29日(月)10:00-18:00、30日(火)9:30-17:00
>場所: 東大駒場リサーチキャンパス先端研新4号館講堂
>
>http://hydro.iis.u-tokyo.ac.jp/Info/Numa2002/Numa2002.html
>
>に詳細が、
>
>http://hydro.iis.u-tokyo.ac.jp/Info/Numa2002/Numa2002Agenda.html
>
>に下記と同じ予定が掲載されております。講演要旨は近日中に掲載
>予定です。
>
>================= §7月29日(月) 10:00-18:00 =================
>
>◯10:00 開会挨拶、沼口さん記念シンポジウム実行委員会
>
>◯セッション1「地球をめぐる水」 10:10-12:30 座長: 谷田貝 亜紀代
>
>安成哲三(筑波大学地球科学系、地球フロンティア研究システム)
> 「『地球温暖化』は水循環をほんとに活発化させるのか?」
>佐藤正樹(埼玉工業大学/地球フロンティア)
> 「湿潤大気大循環力学」
>米山邦夫(海洋科学技術センター)
> 「熱帯域への乾燥空気塊の侵入について」
>谷田貝亜紀代(総合地球環境学研究所)+住明正(東大気候システム研究センター)
> 「Statistical Features of Dry Air Intrusions in the Equatorial Ocean」
>大島 和裕(北海道大学大学院地球環境科学研究科)
> 「対流圏における水蒸気はどんな変動をし,どのように運ばれているのか?」
>寺尾徹(大阪学院大学情報学部)久保田拓志(京都大学理学研究科)
> 「エル・ニーニョ後の熱帯対流圏昇温とその影響について」
>冨田智彦(熊本大学理学部)
> 「海面変動の年々変動に及ぼす表層亜表層強制の役割」
>
>◯セッション2「水循環を測る/研究技術」 13:30-15:50 座長: 阿部 彩子
>塩谷雅人(京都大学宙空電波科学研究センター)
> 「成層圏の水蒸気」
>庭野 将徳(京都大学大学院理学研究科)
> 「成層圏水蒸気増加に及ぼす力学・放射・微物理過程の影響」
>藤原正智(京都大学宙空電波科学研究センター)
> 「大気中の水蒸気の測定手法について」
>濱田 純一 (地球観測フロンティア)
> 「インドネシア・スマトラ島の雨季におけるレーウィンゾンデ集中観測」
>村田文絵(神戸大学自然科学研究科)
> 「インドネシアスマトラ島における西風と降雨の日変化の関係」
>大楽浩司(東京大学大学院工学系研究科)
> 「東南アジア熱帯山岳地域における局地循環とアジアモンスーンの関わり」
>堀之内 武(京都大学宙空電波科学研究センター)*できれば2日目午前中まで
> 「オブジェクト指向データハンドリング -- 全てはGtoolから始まった」
>
>◯セッション3「気候システムと雲」 16:00-18:00 座長: 對馬 洋子
>
>阿部彩子(東大気候システム研究センター)
> 「大循環モデルを用いた氷期間氷期サイクル気候研究」
>對馬 洋子(地球フロンティア研究システム)
> 「気候モデルにおける雲のパラメタリゼーション」
>江口 菜穂(北大地球環境科学研究科、現在京大宙空電波科学研究センターに委託中)
> 「上部対流圏の水蒸気分布と雲との関係 + 沼さんからの宿題」
>竹村俊彦(九州大学応用力学研究所)
> 「全球エアロゾル輸送・放射モデルSPRINTARSの開発」
>鈴木 健太郎(東京大学気候システム研究センター)
> 「数値モデルと衛星観測を用いた雲−エアロゾル相互作用の研究」
>岡本 創(東北大学)
> 「アクティブリモートセンシングによる雲の研究」
>
>◯懇親会 18:00-
>
>================= §7月30日(火) 9:30-17:00 =================
>
>◯セッション4「降水システムと自己組織化」 9:30-11:30 座長: 那須野 智江
>
>高薮 縁(東京大学気候システム研究センター)
> 「熱帯の降水システムの組織化の研究における沼口さんの研究との接点、
> および、関連する最近のTRMM衛星観測を用いた研究について」
>菊地一佳(東大CCSR)
> 「MJOのコンポジットライフサイクル:北半球冬季に地球をめぐる
> 可降水量偏差」
>那須野 智江(地球フロンティア研究システム)+加藤輝之(気象研究所)
> 「雲を解像した3次元数値実験における雲の組織化」
>久保田尚之(地球観測フロンティア研究システム)
> 「熱帯海洋上で発生する積雲対流活動の振舞いの解明をめざして
> −数値実験から現地観測へ−」
>篠田太郎+川畑玲・坪木和久・茂木耕作・上田博(名古屋大学地球水循環研究センター)
> 「梅雨前線に対する南側からの水蒸気輸送過程の相違点
> 〜中国大陸上と東シナ海上の比較〜」
>加藤内藏進(岡山大学教育学部理科教室)
> 「梅雨水循環における中国乾燥地の役割の再考
> -季節進行とメソα系との絡み-」
>
>◯セッション5「物質循環としての水循環」 12:30-14:50 座長: 杉本 敦子
>
>杉本敦子(京都大学生態学研究センター) 「同位体を通して見える水循環」
>松山 洋(東京都立大学大学院理学研究科地理学教室)
> 宮岡 邦任 (三重大学教育学部)・増田 耕一(地球フロンティア研究システム)
> 「パンタナール北部における安定同位体と大気の水循環の関係について」
>辻村 真貴(筑波大学地球科学系) 「流域水文プロセス研究と同位体トレーサー」
>大手 信人(京大農学)
> 「森林生態系の物質循環を理解するための新しい流域研究に向けて」
>原 登志彦(北大低温研)
> 「陸面物理過程と植物競争・生長動態の相互作用に関する多層統合モデル
> MINoSGIの開発」
>小林和彦(農業環境技術研究所)
> 「変わりゆく水・大気環境下の陸上生態系の炭素窒素代謝と植物生長を
> DNDCモデルで予測する」
>桑形 恒男(農業環境技術研究所)
> 「植物ゲノム研究と水循環環境科学との接点」
>
>◯セッション6「水循環環境科学へ向けて」 15:00-16:40 座長: 高薮 縁
>江守 正多(地球フロンティア研究システム; 国立環境研究所より出向中)
> 「地球環境研究 ---沼口さんが目指したものと目指さなかったもの」
>栗田 直幸 (地球観測フロンティア)
> 「水循環力学を知らない世界から創造する水循環環境科学」
>山中 大学(地球観測フロンティア研究システム/神戸大学大学院自然科学研究科)
> 「『変動圏』の地理学・物理学そして経済学」
>増田 耕一(地球フロンティア研究システム)
> 「macroscope」
>沖 大幹(総合地球環境学研究所、東大生研、地球フロンティア研究システム)
> 「変わりゆく水文学は水循環環境科学を目指すのか?」
>
>◯16:40 総合討論 座長: 山中 康裕
>◯17:00 閉会
>
>
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Ichirow Kaihotsu
kagamiyama 1-7-1, Higashi-hiroshima, 739-8521, Japan
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