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Date:  Wed, 17 Jul 2002 17:58:29 +0900
From:  Akio Kitoh <kitoh@mri-jma.go.jp>
Subject:  [game-jp:0441] 気象研から公募のお知らせ
To:  game-jp@ihas.nagoya-u.ac.jp
Message-Id:  <v05010009b95ae1e98f9c@[172.31.43.210]>
X-Mail-Count: 00441

メーリングリストの皆様;気象研の鬼頭です


気象研究所では下記要領で「人・自然・地球共生プロジェク(RR2002)」遂行のた 
め、研究員を募集します。地球シミュレータを用いて地球温暖化研究に新天地を求め 
たい研究者の応募をお待ちしております。

平成14年7月17日
気象研究所気候研究部 野田 彰

1.研究課題の概要
・プロジェクト名:文部科学省 平成14年度 人・自然・地球共生プロジェクト 
(RR2002)
・プロジェクト応募代表機関:地球科学技術総合推進機構(AESTO) (港区新橋)
・研究開発代表者:気象研究所 気候研究部長 松尾敬世
・研究参加機関: 気象研究所、気象庁数値予報課等
・研究開発課題:課題「地球温暖化「日本モデル」ミッション」の副課題「高精度・ 
高分解能気候モデルの開発」
・課題内容:地球シミュレータを用いて、20kmメッシュの全球気候モデルと数kmメッ 
シュの雲解像大気モデルを開発し、地球温暖化がアジアモンスーン、台風、集中豪雨 
等に与える影響を温暖化数値実験によって調べる。

2.募集する研究者
サブテーマ「(1)20kmメッシュ全球気候モデル開発に関する研究」において、下 
記の仕事を行う意欲的な研究職員を募集する。
・採用予定:1名
・応募資格: 原則として採用時満33歳未満の博士号取得者(平成14年度取得予定者 
を含む)
・職務:
(1)地球シミュレータに最適化した20kmメッシュの全球大気モデルを開発する。
   気候モデルとして完成させるための調整作業をおこなう。

(2)温暖化時の海面水温を与えた時間スライス実験を行う。
   現在気候の再現実験によって、モデルの検証を行い、その後、温暖化時の海面 
水温を与えた時間スライス実験を行う。

(3)地球温暖化が広い意味でのExtreme Events(中高緯度の高低気圧活動も含む) 
に及ぼす効果の解析を行う。高解像度モデルによるExtreme Eventsの全球的影響評価 
は地球シミュレータで初めて可能になる。単に温暖化に伴う地域ごとのExtreme 
Eventsの変化の結果を示すのではなく、温暖化に伴う大規模場の変化と関連づけるこ 
とにより、変化のメカニズムに踏み込んだ解析を行う。

・帰属:地球科学技術総合推進機構(AESTO)の研究職員として採用。
・勤務地:気象研究所(つくば市)および、地球シミュレータ(横浜市金沢区)。モ 
デル開発の進行により主滞在場所が変更になる。AESTOから派遣の形。
・給与:AESTOの規定による。実際の給与は経歴、職歴、通勤手当などを考慮する。
   (金額については当人の履歴書をAESTOに送り計算してもらうことになる。)
・勤務開始時期 平成14年10月1日以降。
・雇用期間:平成14年途中から、1年ごとに更新、(順調にゆけば)平成19年3月ま 
で。
ただし3年後に中間評価がある。
・提出書類
 (1) 履歴書
 (2) 論文リスト(共著者も明記のこと)
 (3) 主要論文(3篇以内)
 (4) 上記仕事に対する抱負(A4一枚程度)
・応募締め切り:8月15日
・書類提出先
 305-0052 茨城県つくば市長峰1-1 気象研究所気候研究部 野田 彰
・問い合わせ先:野田 彰(電話0298-53-8608;FAX0298-55-2552; 
noda@mri-jma.go.jp)