1999年度 GAME国内集会 プログラム([game-jp:0130] from T. Hiyamaより作成)

場所:東京大学先端科学技術研究センター・講堂
 (駒場IIキャンパス)(新4号館2階の講堂)
日時:1999年12月13日(月)午後 - 15日(水)午前

----------------------------12月13日(月)-----------------------------

13:00 安成哲三(筑波大学) GAMEの現状紹介

13:30 フラックス観測・現業地上観測データとデータベース

[セッション1] 各フラックス観測地点からの報告

<座長> 石川裕彦(京都大学)

<発表者>

 ・兒玉裕二(北海道大学・Siberia)
 『東シベリアツンドラ地帯における熱水フラックスの季節・日変動特性と風向依存性』

 ・太田岳史・檜山哲哉(岩手大学・名古屋大学・Siberia)
 『東シベリア・カラマツ林における熱・水フラックスの季節?日変動特性』

 ・宮崎 真(筑波大学・モンゴル)
 『モンゴルにおける地表面フラックス観測結果と今後の計画』

 ・石川裕彦(京都大学・Tibet)
 『Tibetにおける地表面熱収支』

 ・田中賢治(京都大学・HUBEX)
 『HUBEXのフラックス観測-1999年より』

 ・瀧澤英紀・鈴木雅一(日本大学・東京大学・Tropics)
 『熱帯季節林の微気象とフラックス観測結果』

 ・戸田 求(京都大学・Tropics)
 『EGATにおける年間エネルギー・蒸発散量の推定』

<発表内容>
 ・目新しい結果
 ・快晴日の平均的なエネルギー・水収支の日周期(時期別)
 ・データの取りまとめ状況
 ・今後の観測計画、希望、予定

16:10-16:30 休憩

[セッション2] 討論:陸面データとモデルとのリンク

<座長> 高田久美子(国立環境研究所)

<発表者>

 ・高藪 出(気象研究所)
 『GAME 4領域の1地点観測データからの1次元陸面水文過程モデル実行データの作成について』

・生駒栄司(東京大学)
 『Webでアクセス可能なSiB2利用システムの構築』

・江守正多(国立環境研究所)
 『GAME-Siberia 2000 IOP 領域モデリング計画とその入力・検証データ』

<発表内容>
 ・地上・フラックスデータの横断的なquality checkについて
 ・世界各国の陸面水文植生モデルに対し、新たな検証データを提供できるか?
 ・観測の重要性の認識(させたい側)と実際の観測の実行現実性(したい側)
 ・データ公開へのroad map確認

----------------18:00- 分科会-----------------

 ・AANワークショップ
(場所:東京大学生産技術研究所INCEDEセミナー室)
 ・GAME-T 研究打ち合わせ討論会
(場所:東京大学生産技術研究所セミナー室II)
 

---===---===---===---12月14日(火) 午前、午後、夕刻(懇親会)---===---===---===---

 9:00 大気観測

[セッション3] ゾンデ観測

<座長> 木村富士男(筑波大学)

<発表者>

・遠藤伸彦(地球フロンティア・Siberia&Tibet)
 『GAME/TIBET ゾンデ集中観測の成果 および GAME/Siberia 2000年集中観測にむけて』

・加藤内蔵進(岡山大学・HUBEX)
 『HUBEX/IOPのゾンデデータを用いた流域スケール水循環過程の研究(進行状況)』

・渡辺 明(福島大学・Tropics)
 『GAME-T sonde観測の成果と課題』

・山崎信雄(気象研究所)
 『GAME 4DDA再解析の現状』

<発表内容>
 ・IOP 期間中におけるゾンデ観測取りまとめ
 ・モンスーンonset前後の鉛直構造などの顕著な違い
 ・高頻度1地点ゾンデ観測からの目新しい成果
 ・高頻度面的(多地点)ゾンデ観測からの目新しい成果
 ・ゾンデデータの4DDAへの準備状況
 ・ゾンデデータの quality check
 ・GPS観測結果
 ・今後の予定、希望、展望

10:30-10:45 休憩

[セッション4] レーダ観測

<座長> 坪木和久(名古屋大学)

<発表者>

・清水収司(NASDA/EORC・Tibet)
 『チベット高原上の降水システムのメソスケール解析』

・坪木和久(名古屋大学・HUBEX)
 『GAME/HUBEX IOP にドップラーレーダで観測された降水システム』

・里村雄彦(京都大学・Tropics)
 『今年のタイ・レーダー観測概要と予備的解析結果』

<発表内容>
 ・IOP 期間中におけるレーダ観測からの目新しい成果
 ・IOP 期間中の水・エネルギー循環・収支との関係(降雨量推定など)
 ・レーダデータの公開へ向けての処理整備状況
 ・今後の予定、希望、展望

12:00 昼食

13:30 衛星観測

[セッション5] 衛星観測に関する各地域の活動報告

<座長> 福嶌義宏(名古屋大学)

<発表者>

 ・鈴木力英(地球フロンティア・Siberia)
 『GAME-Siberiaにおける衛星データを使った研究の最近の成果』

・小池俊雄(東京大学・Tibet)
 『衛星によるチベット高原での凍土・積雪・土壌水分・降水量算定』

・仲江川敏之(気象研究所・Tropics)
 『GAMEーTropicsにおける衛星データ収集状況と最新の研究成果』

・中村健治(名古屋大学・TRMM)
 『熱帯降雨観測衛星によるアジア域の降雨の日周変化の検出』

・高村民雄(千葉大学・放射)
 『衛星および地上観測から求めたアジア域の放射収支について』

・樋口篤志(千葉大学)ほか
 『簡便・安価に植生指標を測る方法(PGLIERCの観測結果から)』

・瀬戸(東京大学)
 『TRMM/PRによる熱帯域の土壌水分モニタリング』

<発表内容>
 ・GAME領域の衛星データ整備状況
 ・GAME IOPに対応した衛星観測からの目新しい成果
 ・今後の予定、希望、展望

15:30?15:45 休憩

15:45 現業データ

[セッション6] 各領域の現業地上観測データに関する報告

<座長> 宮崎 真(筑波大学)

<発表者>

・鈴木力英(地球フロンティア・Siberia)
 『シベリアに関するデータ・アーカイブ』

・大畑哲夫(北海道大学・Siberia)
 『シベリア既存データセットの研究利用』

・耿   驃(名古屋大学・HUBEX)
 『HUBEXにおける気象レーダーと雨量計データについて』

・鼎信次郎(東京大学・Tropics)
 『GAME-T領域の現業地上観測データの収集状況について』

<発表内容>
 ・目新しい結果
 ・面的(ラスタ)データ整備の進捗状況
 ・データの取りまとめ状況
 ・今後の予定、希望、展望

17:00 モデル

[セッション7] モデリングの進行状況

<座長> 沼口 敦(北海道大学)

<発表者>

・山崎 剛(東北大学・Siberia)
 『Siberiaにおけるモデル研究の現状と2000IOPへ向けた計画』

・木村富士雄(筑波大学・Tibet)
 『梅雨前線の形成に及ぼすチベット高原の役割』

・坪木和久(名古屋大学・HUBEX)
 『HUBEXにおける大気及び陸面のモデリングの現状』

・金 元植(東京大学・Tropics)
 『SiB2のGAME-Tropics領域への適用』

<発表内容>
 ・IOP 期間に対応したモデリング研究の現状、目新しい成果
 ・GAME 領域に対応したモデリング研究の現状、目新しい成果
 ・(討議)地域間のモデル適用のportability
 ・今後の予定、希望、展望
 

18:30 懇親会

--------------------------------12月15日(水)午前中--------------------------

 9:00 今後の計画とまとめ

[セッション8] 観測計画の紹介(申し込み発表)

<座長> 沖 大幹(東京大学)

<発表者>

・西田顕郎(筑波大学)
 『新型衛星センサー(MODIS・GLI等)による植生のリモートセンシングの検証実験計画』

・開發一郎(広島大学)
 『モンゴル高原でのADEOS IIAMSR・GLIの地上検証実験(LASMOG2002/2003)』

・大畑哲夫(北海道大学)
 『シベリア2000年IOPの概要』
 

9:45 全体討議
(I) GAMEの研究取りまとめ

<座長> 安成哲三(筑波大学)

<発表者>
 ・小池俊雄(東京大学)
 『GHP WATER AND ENERGY BUDGET SYNTHESIS IN THE GAME REGIONS』

<討議内容>
 ・GAME全体としての研究(cross-cuttingあるいはモデル、衛星等)
   の提案・方針
 ・今後の成果公表の方針案(事務局; 安成、中村、福嶌)

10:45-11:00 休憩

(II) GAMEのデータ取りまとめ

<座長> 高橋清利(気象研究所)

<討議内容>
 ・データアーカイブ公開への問題点の洗い直し
 ・データセンターの実現可能な体制と分担、現状について
 ・2000年6月へ向けてのデータ公開実行計画

(III) post-GAME phase I を考える

<座長> 小池俊雄(東京大学)

<発表者>

・小池俊雄(東京大学)
 『CEOPの現状と今後の計画』

・安成哲三(筑波大学)
 『CLIVARモンスーンパネルとCEOP』

・大畑哲夫(北海道大学)
 『WCRPのCLIC計画』

<討議内容>
 ・post-gameの体制について
 ・2001年度以降のGAMEとCEOPについて

Written by 樋口 (higu@ihas.nagoya-u.ac.jp)