各位:
(重複する場合がありますが、ご容赦ください)
データ同化勉強会のお知らせ:
気象研究所では、今年度から所内共同研究で、”気象研究所4次元データ同化システムの構築”という研究を始めました。
この目的は、データ同化の基礎研究、衛星などの観測データの検証のための同化実験、予報実験などのデータ同化に関連した研究を気象研究所で推進する基盤を整備することです。
しかしながら、気象研究所におけるデータ同化技術の開発に従事しているのは、”0名に等しい”(モデル開発インフォーマル会合資料)現状ですので、これからデータ同化の研究に参加する研究者が、データ同化の基本について勉強していく必要があります。
また、気象研究所単独でこの研究を行なうことは難しいため、数値予報課、NASDAなどの研究者の方にも協力を頂く必要があります。特に、衛星データの利用については、相互の情報交換が不可欠です。
このような現状認識から、気象研究所、数値予報課、NASDA/EORCの有志でデータ同化勉強会が計画されました。その目的は、以下の2つになります。
(1)これからデータ同化の研究に参加する研究者が、データ同化の基礎について勉強する。
(2)データ同化、あるいは衛星などの関連した研究を行なっているものが、現時点での研究内容等について発表し合って情報交換をする。
この(1)の目的のため、ECMWF Data assimilation concepts and methodsを輪読することになりました。希望者は、青梨迄ご連絡ください。
(気象研究所の関係者には配付済み)
データ同化の勉強会は、なるべく多くの人に参加していただきたいので(どなたでも参加可能です)、東京(本庁)で開くことになりました。
頻度は月1回は開きたいと考えています。勉強会の方針を決めるための第1回目の会合は5月19日に行ないました。
第2回目は、6月25日10時ー12時、気象庁で行なう予定です。内容は、
(1)ECMWF Data assimilation concepts and methods (Chap. 1-5) 担当:谷田貝さん
(2)数値予報課のデータ同化の現状紹介(仮題)
参加希望の方は、青梨迄ご連絡ください。
以上
青梨和正