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沿革

1957年(昭和32年)4月
名古屋大学理学部附属水質科学研究施設として設立。
1973年(昭和48年)9月
名古屋大学水圏科学研究所となる。
1993年(平成5年)4月
名古屋大学大気水圏科学研究所となる。
2001年(平成13年)4月
国立学校設置法施行規則の一部改正により、地球水循環研究センターを設置。
2010年(平成22年)4月
文部科学省から共同利用・共同研究拠点として認定。

概要

設置に至った経緯

名古屋大学理学部附属水質科学研究施設時代からの大気と水圏の研究は 気象学、海洋学、陸水学等諸分野でそれぞれ行われてきましたが、水の関与する大気圏と水圏を一つの系とみて、 物理、化学、生物などの複合的な研究を行うことが必要とされ、水圏科学研究所、大気水圏科学研究所へと移行しました。 また、最近、地球環境に関する問題が重要視されており、これらの問題を正しくとらえ、環境変動の将来を予測する ためには複合的な環境変動の実態を解明することが重要であること、また国立学校設置法施行規則の一部改正等もあり、 地球水循環研究センターの設置に至りました。

設置目的

地球水循環に関する研究を推進します。具体的には多圏にまたがる水循環システム全体としての変動の実態とその機構を 人工衛星データ等の解析、 広域数値モデルなどにより研究します。局域の多圏にまたがる水循環システムのプロセスを観測、 データ解析、数値モデルにより研究します。

共同利用・共同研究拠点の目的

地球水循環研究拠点は、地球環境システムにおける重要な要素である地球表層の水循環の理解のために 世界最先端のレベルで地球水循環システムの研究を行うことを目的とします。地球水循環に関する共同研究 (計画研究・研究集会)を公募して実施し、国内外の地球水循環関連のプロジェクトと連携して共同研究を推進 するとともに、地球水循環研究に必要な観測を推進するための共同利用機器の利用促進を図り、 共同研究に供する数値モデルやデータベース等を整備しています。地球表層の水循環研究を推進する我国唯一の 共同利用・共同研究拠点として拠点的役割を果たすとともに、国際的な貢献を果たすことを目指しています。